尿路結石とは腎臓を起点として尿道に至るまでの尿路にて結石が見られる疾患の事を指し、泌尿器科を受診した患者の中では診断される事例が最も多い疾患で年々患者数が増加傾向です。
尿路結石を発症すると突如として強い痛みに見舞われたり血尿が生じるのですが、患者が痛みに見舞われる時間帯として多いのが夜間から早朝にかけてであり、1度につき3時間か4時間強い痛みが発生し続けます。
このような尿路結石とは身体に突然原因が発生するわけではなく、比較的長期間にわたって原因物質が体内に存在しているのにも関わらず痛みを感じない期間があるのは尿流に乗っていないためです。
尿路結石を引き起こす腎結石というのは、体内に存在していても痛みを感じずに自然に無くなっている方も少なくないですが、腎結石が尿流に乗って尿管の内部に入り結石によって腎盂の内圧が高まりつつ尿流が閉塞されると、尿路結石になり側腹部から腰部にかけて放散痛が起こります。
また、尿路結石とは発症すると腎盂腎炎も共に発症する事が多く、腎盂腎炎が発症すると38度から40度の高熱が続き頻尿や残尿感も感じられます。
医療機関で尿路結石と診断された場合は、自然に排出を促したり粉石治療を施す事によって外科的に結石を取り出して完治を目指します。
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