商業施設や公共交通機関など、男女別のトイレ以外に多目的トイレも設置しているというところが多くなりました。
一般の方はもちろん車椅子の使用者であっても人工肛門・人工膀胱を保有する方も利用できて、広さがあるがゆえにベビーカーでやってきたママもそのままベビーカーも一緒に入ることが出来るのでとても便利です。
このトイレ、男女別の方が込み合っているからと利用される方も多いです。
でも我々はどちらも使用できるのに対し多目的トイレでないと難しいという方が存在しているのですから、よっぽど緊急事態でもない限りは空けておいておとなしく並ぶのがマナーです。
もしもそうして使用した場合、便座を上げたりベッドを使ったりしたのなら元通りの位置に戻してから出て行くようにしましょう。便座を上げる作業さえ難しい方だっています。
もしもベッドがそのままになっていたら、車椅子の方は入ってくることも出来ません。
国土交通省の調査により、多目的トイレを必要とする人の実に9割がすぐに使えず待った経験があるということが分かっています。
設置個数は増えていってはいるものの、まだまだ一般のトイレと比べると少ないものです。ようやく見つけ出していざ用を足そうとした時に使えなかったときの辛さはお分かりいただけるはずです。社会人としてマナーを守らなければなりません。
コメント