ダブルケアは親族の介護と育児を両方しなければいけない状態をいいます。背景に女性の社会進出による晩婚化と高年齢出産があげられ、従来は若い内に出産、育児を済ませ、そのあとに介護がするというのが一般的でしたが、現在はほぼ同時にやってくるケースが増えています。
ダブルケアの問題点としていわれるのが経済的・精神的・体力的な負担です。経済的な負担は子供の養育費と親の介護の費用で、共働き夫婦の場合はどちらかが仕事を辞めるケースもあり、そうなるとますます負担が重くなります。
精神的な負担は、子育てはともかく介護は同じ世代に相談できる人がいないため社会から孤立しがちになることです。それに加え子育てだけでも大変なのに親の介護があるため休めず、自分の健康が不安になる人もいるようです。
対応方法ですが、働きながらダブルケアするには公的な給付制度である育児休業給付や介護休業給付を利用します。企業によっては育児や介護について独自の制度を設けている場合もあるので窓口に相談してみるのも大切です。
またデイサービスや育児代行を利用するのも手段のひとつです。
そうすれば一時的に精神的な負担から解放されますし、身体を休ませることもできます。
市町村によってはダブルケアについて独自の取り組みをおこなっている地域もあるので、自分が住んでいる自治体にそういった窓口がないかどうか調べていることも大切です。
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